狭い空間は「白」基調が部屋を広く見せる
極めれば、快適な「基地」になる!
外国人を案内していて常に思うことは、
わかってはいるが、
それでもみんな、東京の単身の部屋の狭さに驚く、ということだ。
国にもよるが、
20㎡未満の部屋で全てが完結しているワンルームマンションに、驚く外国人はやはり多い。
わかっていたが、東京の居室は、とても狭いのだ。
東京では、小柄な女性だけではなく、
180cm以上の大男も平気で20㎡未満のワンルームマンションに住んでいる。
しかし、決して、ウサギ小屋ではない。
工夫して暮らせばとても快適なのだ!
このコーナーでは、そんなテクニックを次々と伝えていきたい。
6帖 Life。
それは、
極めれば小さな居住空間が利便性の高い、
アーバンライフをフットワーク軽く、快適にしてくれる、
立派な「基地」になる。
家具付き賃貸は合理的な生活スタイルだが、
家具付き賃貸とあわせて、
このミニマムな生活スタイル術も是非、参考にしていただければ、とても嬉しい。
6帖 Life の最大の敵は、「圧迫感」だ!
欧米にはあまり存在しない、20㎡未満の部屋=6帖 Life の最大の苦しみは、
誰でもおわかりだ、
その狭さからくる窮屈さ、圧迫感だ。
どうすれば、その苦しさを緩和できるのだろう?!
壁ぎわには、壁と同じ色の家具を置く(視覚マジック)
効果:家具の圧迫感が薄れ、部屋が広く感じる。
意外な特典:家具もバージョンアップ(高級化)して見える。
日本の住宅の場合、賃貸住宅に至ってはほとんどだが、
クロス(壁紙)の色は、ほぼ「白」である。
この「白」に同化する「白」の家具を配置すると、
人間の目は、「壁の白」と「家具の白」を同化して認識し、
自然と家具による圧迫感を感じない。
壁の色≠家具の色 家具の存在がハッキリ見えて狭く感じてしまう
部屋が広い場合は、壁の色と違う色の家具でも、
逆にアクセントにもなり、何ら問題がないのだが、
6帖のような狭い部屋の場合、壁の色と違う色の家具が配置されると、
壁と家具とが分離してはっきりと区別して見えてしまい、
家具の奥行まで、はっきりと視覚は確認し、存在感を持って感じ取ってしまう。
すると、
家具の存在感が狭い部屋の中では圧迫感に感じてしまい、
狭い空間が、余計に狭く感じてしまうのだ。
《写真例》壁と同色の家具を壁際に配置する(白の場合)
下の写真を見てほしい。
「壁の白」と同色の、「白い家具」を壁にそって配置している。
- 壁と一体化して見えませんか?
- 家具の輪郭がぼやけて見えませんか?(奥行が気にならない)
- 同化して見えると家具の存在が気にならない=広く感じます
- 例えチープな家具でも、壁の色と揃えるとチープさが緩和されます
壁の色=家具の色
視覚マジック。
勿論、壁が黒ならば、黒い家具が壁と一体化して見えるので、
あくまで「壁の色=家具の色」が、圧迫感を生まない部屋づくりの基本だと思う。
壁と同じ色だと、まるで備え付け家具のように一体化して見える
実例をみてみよう!
床の色=家具の色
効果:家具の圧迫感が薄れ、部屋が広く感じる。
意外な特典:家具もバージョンアップ(高級化)して見える。
壁の場合と同じロジックだが、
壁と壁際に配置する家具の色を合わせなくても、
床の色と家具の色を同色系にすることで、狭い部屋を広く見せることもできる。
次にも述べるように、
日本の賃貸住宅は「白」が圧倒的に多いが、
特に男性の場合、家具を白ばかりにはしてられない!
下の写真のように、壁と家具の色を合わせなくても
床と家具の色を合わせることで、狭い部屋を広く見せることが可能だ。(視覚マジック)
床の色と同じ色の家具を置くことも、部屋を広く見せる効果がある
実例をみてみよう!
やっぱり「白」は広く見える!
効果:白は膨張色(*)なので、空間が広がって感じる。
意外な特典:汎用品なので、補修グッズも多く便利だ。
日本のワンルームマンションは狭い部屋が多い。
だから(だと思っているが)、
日本のワンルームマンションの壁の色(壁紙・クロスの色)は、
ほとんどが「白」だ。
(最近はフローリングも白系統が流行り。
それも部屋を「広く」見せることを目的にしていると思う。)
- 白は膨張色(*)なので、空間が広がって見える
- 清潔感もある
- 明度も高いので、気持ちも明るくなる
- 壁が白く床も白いと全体的に一色の効果を生み、広がりを感じる
- 写真例:同色の「白のラグ」の色が、さらに空間を広く感じさせている
*膨張色:明度が高いことから、他の色に比べて、膨らんだり広がったり錯覚する色のこと
ラグなども白系にすると空間が広く感じる
スケルトンのローテーブル
効果:透けて見えるので、物体を感じさせない。
意外な特典:素材上いろいろな形の家具があり、軽くてメンテナンスも簡単だ。
上の写真の、スケルトンのローテーブル。
この、ガラスを含む、スケルトンの家具は、好き嫌いが分かれるが、
視覚効果だけで言うと、有効アイテムだ。
視線が透過するので、圧迫感が全くなく、広さを感じさせる。
写真のように、テーブルの脚もマガジンラックも一体化されたタイプだと、
テーブル自体がひとつのオブジェクトになり、
複数の機能がひとつになっているので場所も取らず、効果絶大だ。
家具の素材は2~3種類までにとどめる
効果:同じ素材は同じ波長を出しているのか?、脳が混乱せず、圧迫感が薄れる。
意外な特典:インテリアの組み立てが簡単になり、自分なりのルールが生まれる。
家具の素材の種類が多いと、狭い部屋で、無意識に脳が分別して圧迫感を感じてしまう。
6帖の中で幾つもの素材を組みあわさないことも、
狭い部屋で広さを感じさせるテクニックだ。
常にすべて「圧迫感を生まない」を念頭に置いて実践する。
すべてに圧迫感を生まない工夫をする。
狭いスペースを広く感じさせるポイントは、
本当にこれに尽きるのである。
-つづく-
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